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電子書籍リーダーで本を読むということ

デジタルツールの写真2  現在ではタブレットの誕生により、読書は紙媒体に限ったものではなくなりつつあります。しかし読書が好きな方であれば、なんとなく電子書籍リーダーの導入に抵抗をお持ちかもしれません。いわゆるタブレットPCに比べ情報が少ないのも事実です。今回は電子書籍リーダーのメリット、デメリットを探り導入の検討材料を探っていきたいと思います。

◆何が出来るのか

 まず認識しなくてはいけないのが、電子書籍リーダーはあくまで本を読むための端末ということです。2016年現在、電子書籍リーダーとして主なシェアを占めているのがAmazonから販売されている「Kindle」と楽天Koboから販売されている「Kobo」になりますが、どちらもタブレットPCのように多機能なアプリを利用できる端末ではありません。ワードやエクセルのような作業は出来ないということです。Kindleの場合は同じAmazonからリリースされている「Fire」というタブレットPCがありますので、購入の際には利用用途を検討して注意する必要があります。

◆紙媒体ではないメリット

 タブレットを利用しての読書になるので、当然紙媒体を手にとって読むわけではありません。 書籍の購入はWi-Fiを利用してダウンロードをする形になります。欲しい本を探して書店に足を運んだり、通販で注文して到着を待つ必要はありません。また電子書籍の価格は実際の本よりも概ね安く設定されており、節約が可能です。ダウンロードした書籍は端末内に保存されるので、実際の本のように物理的なスペースを必要としないというメリットもあります。書籍のデータ量にもよりますが、数百冊の書籍をタブレット内に保存してどこにも携帯して読むことができます。ビジネス書や参考書を利用する方であれば、本に直接書き込むことが多いと思いますが、電子書籍リーダーでもマーカーやメモを記録することが可能です。

◆それでも「本」を読みたい

 こうして考えると電子書籍リーダーの欠点はないように思われます。しかし、それでも人が手にとって紙の本を読みたいと思う理由はもっと根本的なものかもしれません。そこに「本」があり、それ実際に触って読むという実感は何にも変えがたいものです。読書という行為が知識や心を豊かにするためのもとの考えるなら、この実感は必要不可欠だと考える人がいるのもうなずけます。コンテンツのデジタル化が進み、何もかもが便利に、簡単に手に入る時代になっても、紙媒体での読書にこだわり続ける人がいるのは、そうした理由があるのではないでしょうか。そういった人にとっては電子書籍を本当の「本」だと認識するのも難しいのかもしれませんね。

音楽や、映画などデジタル化され簡単に手に入る時代になった一方で、本という文化は他に比べデジタル化の普及が遅い様に感じられます。読書という行為が人々にとってどういう意味を持つのかの現れといえるでしょう。しかし、こだわりが無ければ電子書籍リーダーに切り替えるデメリットはほぼなく、この上なく便利なツールになるのは事実です。導入を検討されている方はご自身にとって紙媒体での読書がどういうものなのか、今一度自問するのもいいかもしれません。