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ネットワークHDD「NAS」を利用しよう

デジタルツールの写真2  高速で書き込み可能なSSDの普及により、従来のHDDを搭載したノートパソコンは過去の物になりつつあります。しかし、SSDの欠点はその容量の少なさです。大きなデータを格納する場合外付けのHDDを使うことになりますが、コンパクトなものは増えているとはいえ有線での接続は煩わしいものです。そこで今回ご紹介したいのが、ネットワーク対応HDD「NAS」です。

◆ネットワーク上のHDD

 簡単に説明するとNASとは、「インターネット上で管理できるHDD」ということになります。USBなど有線での接続ではなく、ワイヤレスでアクセスするものになります。Dropboxなどのクラウドストレージを利用されたことがある方はイメージがつきやすいかもしれません。クラウドストレージは少ない容量の中でやりくりする必要がありますが、NASは通常のHDDと大差ない容量となっていますので神経質になる必要はありません。有線で接続する煩わしさから開放されるだけではなく、複数人での同時接続やスマートフォン、タブレットでの利用も可能になるという利点があります。

◆搭載SSD自体に容量がない

ノートパソコンをご利用されている方や、複数人で暮らしているご家庭であれば特に、NASに切り替えることによる恩恵は大きいでしょう。音楽がお好きな方であれば外付けHDDに音楽ファイルを保存してiTunesで再生するといった方も多いのではないでしょうか。大容量のHDDは時としてうるさい音を立てることがあります。SSDのノートパソコン自体はとても静かなのに、これでは本末転倒です。その点NASであれば、音楽ファイルを保存して、離れた部屋に置いておくといったことも可能です。騒音を立てるHDDにストレスを感じることもありません。

◆どこからでもアクセス可能!

 お仕事などで必要なデータを家のパソコンから持ち出す際、通常であればUSBメモリ等に保存する必要がありました。このため、うっかり外出前にメモリへの保存を忘れてしまった場合や、急にデータが必要になった際対応が難しいというのが現状でした。そんな場合でもNASで保存しているデータであれば、インターネットに接続していればどこからでもアクセスが可能です。データの持ち出しが多いビジネスマンにとってはうってつけですね。外部からのアクセスが可能という特徴を活かして、お友達間のストレージとして利用するといったことも出来ます。

◆改善が期待されるデメリット

 NASにも残念ながら欠点があります。ひとつは設定が難しいという点です。ほとんど繋げば使えると言っていい外付けHDDと違い、購入後NASを利用できる状態に持っていくためには設定が必要です。人によっては多少難しく感じるかもしれません。もうひとつの欠点として安定性が挙げられます。無線機器の宿命とも言えますが、挙動がおかしい、認識しないといったことが多々起こります。ネットワークを経由して利用するHDDなので、データ受信のラグも懸念される要素の一つです。動画や音楽の再生がなかなか始まらないといったことも起こり得ます。

不安定さはありますが、日進月歩で改良されているツールの一つです。現状でもメーカーや用途を吟味したうえで購入すれば、素晴らしい効果を発揮してくれるでしょう。状況に応じて通常のHDDと使い分けるのもスマートな方法ですね。近い将来、有線式のものは無くなりNASがそれにとって代わる、そんな未来がやってくるかもしれません。